日本代表はグループリーグ最終戦のスペイン戦で再び“アジアの強さ”を証明できるか
日本代表はグループリーグ最終戦のスペイン戦で再び“アジアの強さ”を証明できるか
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 熱戦が続くサッカーW杯カタール大会。森保ジャパンの戦いに“一喜一憂”させられることになっているが、その日本代表の戦いも含め、今大会のグループステージ全48試合中28試合を終えた時点での今大会一つのキーワードに「番狂わせ」がある。そして、その多くに「アジアの国」が関与している。

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 最初に世界を驚かせたのが、グループCのサウジアラビアだった。大会3日目、優勝候補の一角であるアルゼンチンと対戦すると、前半10分にメッシにPKを決められながら、後半の立ち上がりに鋭い出足から反撃に転じ、後半3分にサレハ・アルシェハリのゴールで同点、さらに後半7分にサレム・アルダウサリの豪快な右足弾で逆転し、2対1でW杯史に残る「大金星」を挙げた。

 続く第2戦はポーランドに0対2で敗れたが、ボール支配率61%を記録しながら試合を優位に進めてシュート数は相手(8本)の倍近い15本。この日は最後のところの精度を欠いたことが大きな課題となったが、中東勢の“ドン引きカウンターサッカー”はすっかり過去の話で、しっかりとDFラインを押し上げ、高いテクニックを披露しながら中盤で細かくパスを繋ぐモダンサッカーを披露。代表選手全員が自国クラブに所属して未知数な部分が多かった中で、背番号10のサレム・アルダウサリ、身長192センチのMFモハメド・カンノなどは欧州トップリーグでも活躍できるであろう高い個人能力を披露している。

 そのサウジアラビアがアルゼンチンに勝利した翌日、グループEの日本が2対1でドイツを下す「番狂わせ」を演じたのは周知の通り。そしてそれ以外にも、グループBのイランが、初戦でイングランドに2対6の大敗を喫しながら、第2戦ではウェールズを相手に何度もチャンスを作り出し、後半アディショナルタイムの2得点で2対0の勝利。同じくグループDのオーストラリアも初戦でフランスに1対4で敗れたが、第2戦でチュニジア相手に1対0の勝利を収めている。

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アジア勢の強さは本物なのか?