来年3月で終了が決まった朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)。17年間も“朝の顔”を務めた総合司会の加藤浩次(53)は「感謝しかない」と前向きなコメントを発表したが、今後の加藤の芸能活動を心配する声も上がっている。そんな中、極楽とんぼの相方である山本圭壱がタレントの西野未姫との年の差婚を発表。「スッキリ」でもこの話題を扱ったが、そこに山本の姿はなかった。
「山本さんは2006年に起こした不祥事のイメージがいまだ根強く、16年に吉本興業に復帰して以降も基本的には地上波には出られない状態です。一世一代の結婚、しかも現役タレントと31歳の年の差婚という、芸人としては“大金星”なのにこの扱いですから、極楽とんぼの行く末はかなり厳しいのが現状です。極楽とんぼとしての活動は現在、ラジオが1本と、BSの旅番組が1本あるのみ。加藤さんは『がっちりマンデー!!』や『人生最高レストラン』という地上波レギュラー番組があるものの、『スッキリ』がなくなってしまうと、既存のレギュラー番組に何らかの影響を及ぼす可能性もあります」(放送作家)
加藤は21年に吉本興業とのエージェント契約を解除。吉本とたもとを分かってから丸2年で朝の帯番組を卒業することになった。吉本とのわだかまりについて、民放バラエティー制作スタッフはこう言う。
「19年の闇営業問題の“加藤の乱”以降、エージェント契約を結ぶことで吉本と和解しましたが、それも昨年契約解除となりました。これとほぼ同じタイミングで『スッキリ』の裏番組で『ラヴィット!』がスタート。MCが麒麟の川島明さんで、レギュラーメンバーも見取り図やニューヨークやEXITなど、勢いのある吉本芸人をずらっとそろえており、『加藤浩次つぶしか?』とも言われていました。『ラヴィット!』は視聴率こそ苦戦していますが、Tverで見逃し配信をしたり、年末もゴールデン帯で特番が予定されているなど、ネットとは相性が良く、話題に事欠かない。『ラヴィット!』の登場によって『スッキリ』が食われてしまった感は否めません。もちろん、『スッキリ』の打ち切りにはBPO問題などいろんな要因があったかと思いますが、加藤さんと吉本の縁が切れたこともやはり関係はしていると思います」