3月に入り、関西の太平洋側でもサーフィンが出来る日が多くなってきました。北北東~西のウネリが広角に入る関東の房総半島と違い、関西の太平洋側は東~南西のウネリに限定されるため、冬場はウネリの乏しい日が続きます。しかし、春になり日本の南の海上を低気圧が通過するようになると、関西の太平洋側にも南~東ウネリが入り始めます。

伊勢 国府の浜(2017年3月16日) 撮影:日本気象協会関西支社 萬木敏一
伊勢 国府の浜(2017年3月16日) 撮影:日本気象協会関西支社 萬木敏一

波をよむ

低気圧が南の海上を通過した次の日が狙い目。低気圧周辺の風は、反時計回りに中心に向かって吹き込んでいるため、日本の南の海上を通過すると、東からの波が発達します。低気圧の通過時は風が強く吹いている事が多いため、サーフィンには不適ですが、通過後に風が弱まるとウネリが整って、サーフィンに適した波に変わってきます。ただ、天気予報などで上空に強い寒気、大気の状態が不安定、雷、寒冷前線などの言葉が出てきた場合は天気の急変が予想されますので、無理なサーフィンは禁物です。なお、tenki.jpにはtenki.jp+more(有料)があります。風や波の予想には、その中の海況図がおススメです。

伊勢 国府の浜(2017年3月16日) 撮影:日本気象協会関西支社 萬木敏一
伊勢 国府の浜(2017年3月16日) 撮影:日本気象協会関西支社 萬木敏一

綺麗なビーチ このままで

ビーチを歩いていると時折目にするのが、ペットボトルなどのゴミ。サーフィンの後、片手でゴミを持ち帰るワンハンドビーチクリーンが広まりつつあります。ゴミを拾うのも、ゴミを発生させるのも、一人一人の心がけ。綺麗なビーチがこのままずっと残って欲しいものです。