3月も中旬ですが、本州の上空には真冬並みの強い寒気が流れ込んでくるでしょう。日本海側だけでなく、太平洋側でも雪の降る所がある見込みです。

◆上空に真冬並みの寒気

14日(火)の夜から15日(水)にかけて、本州の上空5500メートル付近には氷点下30度以下の寒気が流れ込む見込みです。氷点下30度以下の寒気というのはこの時期の平年に比べ10度くらい低く、真冬並みの寒気です。
本州の日本海側は雪や雨が降り、降り方の強まる所もあるでしょう。山沿いを中心に雪の量が多くなりそうです。交通機関への影響にご注意下さい。また、北陸から山陰では大気の状態も不安定になりますので、落雷や突風にも注意が必要です。あられなどが降る可能性もあります。

◆太平洋側も注意

15日(水)の朝にかけて日本海側だけでなく、太平洋側も注意が必要です。本州の東の海上で低気圧が発達するため、東北の太平洋側や関東には雨雲や雪雲の元となる湿った空気が流れ込むでしょう。東北の太平洋側は朝にかけて、雪で降る所が多く、平地でも所々で積もる見込みです。15日(水)の朝は積雪や路面が凍結する所がありますので、車の運転や足元は路面状況の変化にご注意下さい。
関東でも上空に強い寒気が流れ込むうえに、気温の下がりやすい夜間の降水で、関東北部を中心に日付の替わる頃からは雨から雪に変わる所がありそうです。栃木や茨城など関東北部では平地でも積もる可能性があります。東京都心など南部の平野部では雨のまま経過する所が多いですが、雪のまじることもある見込みです。少しの気温の変化で、雪のエリアが広がる可能性もありますので、ご注意下さい。また、沿岸部を中心に風も強まり、風の影響を受けやすい列車などで遅れなどが発生することもありそうです。15日(水)の朝は少し時間に余裕を持って、外の様子や交通情報を確認すると良いでしょう。

◆春の彼岸を目前に冬の寒さ

15日(水)の朝は今朝よりグッと冷えるでしょう。最高気温もきょうより低い所がほとんどとなりそうです。東京は10度と2月上旬並みでしょう。冷たい北風も吹いて、いっそう寒く感じられそうです。17日(金)は春の彼岸の入りですが、彼岸の入りを目前に冬の寒さとなるでしょう。ダウンコートやマフラーなども使って、しっかりと寒さ対策をしてお出かけ下さい。