◯元本の金額が10万円未満のとき → 年20%
◯元本の金額が10万円以上100万円未満のとき → 年18%
◯元本の金額が100万円以上のとき → 年15%
でも、いくら上限以下の金利であっても、高すぎる!
■バカな借金はすぐに返そう
しかもこの金利、「複利」で増えていきます。
複利というのは、お金の利益が雪だるまのように膨らんでいくしくみ。
この仕組みについては、『パックン式 お金の育て方』で詳しく説明しているんだけど、ここではこれくらいの説明にしておくね。
ここで知ってほしいのは、複利は味方につけると最高だけど、敵になったら最悪ってこと。
たとえばあなたが100万円の借金を、年15%の金利で借りたとしましょう。
これを5年間の60回払いで返済すると、返済総額はいくらになると思いますか?
正解は、約142万7400円。借りたのは100万円なのに、40万円以上もの金利がつく!
つい、「100万円で金利15%だから、15万円余分に払えばいいのか」と考えがちですが、それは大きな間違い。借金は、金利だけでなく、返済期間に応じて複利で大きく膨れ上がっていきます。
僕は、このような高金利の借金を「バカな借金」と呼んでいます。
そういう借金をするかを迷っている人がいたら、僕は止めたいです。まずはこの本で伝えている節約方法を試して、収入の範囲内で生活をする努力をしてほしい。
ときどき、「節約のため」と言いながらクレジットカードのリボ払いや分割払いを使っている人がいるけれど、それは大きな誤解です。
たしかに最初の支払いは抑えられるけど、高い金利がついてくるから結局は元値より高い値段を払うことになる。
■借金返済は、投資よりも儲かる
というわけで、すでにバカな借金をたくさん抱えている人は、もう手遅れです……とは言いません! 何事もポジティブに考えましょう。