10日(木)は全国の約4割で0度未満に。今季最も冷え込む所も。関東北部の平野部でも氷が張るほど。東北と北海道は11日(金)の朝にさらに冷え込む所があるでしょう。

今季一番の冷え込みも

きょう9日(水)は冬型の気圧配置が強まり、この時期としては強烈な寒気が流れ込んでいます。北海道だけでなく、東北でも雪が降っており、秋田や山形など平野部でも初雪を観測しました。晴れている関東から西の太平洋側も北西の風が強く吹いており、東京では木枯らし1号が吹きました。
あす10日(木)は冬型の気圧配置が次第に緩むでしょう。北海道や東北は強い風の影響が残りますが、関東から九州では風が収まりそうです。このため、朝は冷え込みが強まるでしょう。上のグラフを見てみますと、あすは全国にあるアメダスの約4割で冬日(グラフの青・最低気温が0度未満)が予想されています。特に、東北や関東から中国、四国で、きょうより冬日地点が倍増する予想です。関東北部では平野部でも最低気温が1度くらいの所があり、氷が張るほどの冷え込みとなるでしょう。東京、名古屋、大阪、広島など都市部では6度から7度くらいの予想で、今シーズン1番冷える所もありそうです。自転車に乗っている方は、すでに手袋をしている方もいらっしゃるかと思いますが、あすは駅まで歩く道のりでも手袋が欲しくなるかもしれません。日中はきょうほどの風の冷たさはありませんが、気温の上がり方が鈍いため、暖かい服装でお過ごしください。

北海道はビールが凍るほど

あさって11日(金)は、冷え込みの緩む所が多いでしょう。ただ、北海道や東北は、さらに冷え込みが強まる可能性があります。強い風はあすの夜には収まってきますので、あさっての朝に晴れる所は放射冷却が強まります。特に北海道では最低気温がマイナス10度以下の地点(上のグラフの紫)も出てきそうです。マイナス10度以下とは、ビールが凍ったり、窓に真っ白に霜がついたりするくらいです。今のところ、富良野市や美瑛町といった上川地方を中心に10度以下となる予想です。北海道の強烈な冷え込みも、12(土)には緩みそうです。