京都の晴れの特異日に、時代祭の行われる10月22日(晴天率80%)があります。 しかし、実はもっと晴れやすいレースがあります。それは、今週の日曜日に行われる秋華賞の日です。

晴れの特異日は?

天気には、晴れやすい日、曇りやすい日、雨の降りやすい日があり、「晴れの特異日」などと言うことがあります。関西で有名な晴れの特異日に、時代祭の日でもある10月22日の「晴れ」があります。10月22日の京都地方気象台発表の晴天率は80%で、京都では8月3日、11月4日の約83%に次いで3番目に高くなっています(2010年までの30年平均)。

晴れの特異…レース?

実は、もっと晴れやすいときもあります。京都市伏見区の京都競馬場で行われるGIレース・秋華賞の天気です。開催日は年によって異なりますが、主催者のJRAの発表によると、第1回の行われた1996年以降の20回のうち、晴れは17回、曇りは3回で、晴天率85%。雨天率は、見事0%です。また、良馬場の確率は95%で、2011年に稍重(ややおも)馬場で行われたことがあるのみです。

晴れた日の京都競馬場

晴れた日の秋の京都競馬場は、メインレースの時刻(15時40分ごろ)になると、4コーナー側から直線コースにかけて夕陽が降り注ぐため、最後の直線コースを走る競走馬は、自分の影を追いかけて走ることになります。その様子は風情がありますし、緑の芝や秋の夕陽に輝く競走馬たち、そして色とりどりの勝負服を身に纏った騎手の姿は、思わず見とれてしまうほど!現地で観戦するのはもちろんのこと、テレビ画面を通してでも一見の価値がある光景です。

今年の秋華賞の天気は?

今年の秋華賞の行われる10月16日(日)の京都の天気予報は晴後曇で、どうやら良馬場で行われそうです。レース中に日差しがあるかは微妙なところですが、うまくいくと今年も色彩の競演が見られるかもしれませんよ。

京都競馬場のピンポイント天気(10月16日)
京都競馬場のピンポイント天気(10月16日)