ハーバード大学卒で、投資歴25年以上のパトリック・ハーラン(パックン)が実は「好き」と言うのが、不動産投資。一般的には「難しい」というイメージが強いですが、実は不動産投資特有の「喜び」もあるらしい。さらに、不動産投資に向いている人の特徴まで教えちゃいます! 自身初のお金の本『パックン式 お金の育て方』から一部を抜粋・再編して公開します。
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■超初心者でも、パックン式なら不動産投資の仕組みが分かる!
投資をしている人でも意外と手を出したことが少ないのが、「不動産投資」だと思います。
でも実は、投資の中では少し特殊だけど、仕組みが一番わかりやすいのが「不動産投資」です。
たぶん、この本を読んでいる人の中には、家賃を払ったことがある人も多いんじゃないかな?
その家賃を受け取っているのは、大家さんですよね。
大家さんの目から見たら、不動産を所有することによって、「家賃」というインカムゲインを稼いでいます。
そして将来的に、買ったときより不動産を高く売れば、キャピタルゲインも入ってくるという仕組みです。
僕は今、都内に賃貸用のマンションを持っていて、家賃収入を得ています。
やってみて感じるのが、不動産投資には株式投資や債券投資などにはない喜びがあるということ。
僕はそもそも不動産が好きです。
その上、貸しているマンションを見かけると、そこで暮らしている人に貢献しているようでうれしい気持ちになります。
そのマンションの前を通る度に、そこの住人に向けて「幸せに暮らせていますか?」と問いかけています。……もちろん、心の中でね。
あと、株式や債券などと違って、不動産は目に見えます。それで、なんとなくですが心強く感じています。
毎回、僕が持っている建物に向かって「頑張って働いてくれてありがとう!」と言いたくなるくらいです。
じゃあ、不動産投資がメリットばかりかというと、もちろんそんなことはありません。