今週は台風12号が離れたあと、本州付近を低気圧が通る見込みです。6日(火)は北海道で、7日(水)~8日(木)は関東から九州で局地的な大雨の恐れがあります。今後の情報にご注意下さい。

台風12号の動き

九州に記録的な大雨をもたらしている台風12号は、きょう4日12時現在、九州の西をゆっくりとした速さで北へ進んでいます。台風12号は今後も北上を続けて、あす5日(月)にかけて九州北部に接近し、上陸するおそれがあります。
きょう午前9時、風速25メートル以上の風が吹く暴風域はなくなりましたが、九州では今後も強い風や高波、大雨による低地の浸水や河川の増水、氾濫、土砂災害に警戒してください。
また、本州付近には湿った空気が流れ込んでいて、大気の状態が不安定になっています。台風から少し離れた四国、中国地方や近畿など、西日本を中心に局地的な大雨に警戒してください。台風はその後、山陰沖の日本海へ進んで、熱帯低気圧に変わる見込みです。

6日(火)は北海道 大雨の恐れ

6日(火)は前線を伴った低気圧が日本海を進む見込みです。午前9時の予想天気図では、低気圧から延びる温暖前線が北海道にかかっています。北海道には南から暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が不安定になる見込みです。局地的な大雨に警戒なさって下さい。たび重なる台風や前線の影響で大雨が続いていますので、今後も気象情報はこまめにご確認下さい。

7日(水)~8日(木)は関東~九州 大雨の恐れ

九州など西日本では台風12号が離れたあと天気はいったん回復しますが、天気図には南西諸島の南に熱帯低気圧が予想されています。この低気圧が7日(水)~8日(木)にかけて本州付近を通る見込みです。低気圧に向かって南から湿った空気が流れ込むでしょう。特に関東から九州の太平洋側では雨の降る量が多くなりそうです。
なお、この熱帯低気圧は台風12号と似たような所で発生する見込みです。海面水温の高い領域を進んで、台風になるおそれがあります。今後の発達状況と動きには十分ご注意下さい。