台風5号は日本の東海上を北上し、9日夜には北海道の南東海上に達する見込みです。太平洋側東部を中心に海は大しけで高波に警戒が必要です。
![台風進路図](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/5/a/580mw/img_5aee39a7e8b42a016ccb3deb31b25bfa68601.jpg)
8月の接近は珍しいの?
大型の台風5号は、このあとスピードを上げて日本の東海上を北上します。
9日から10日にかけては北海道の南東海上を通過します。
北海道の南東海上の海水温は平年より4度ほど高く、台風のまま北海道へ接近する恐れがあります。
一年の中で北海道に台風が接近するのは平年では8月と9月が最も多く、8月に北海道に台風が接近することは珍しいことではありません。ここ最近では、2014年と2012年、2010年と2年に一回のペースで接近しています。
高波に警戒を
すでに太平洋側の波は台風からのうねりが入ってきていますが、明日9日にはさらに波が高まり、最大6メートルの大しけとなる恐れがあるため、高波に警戒が必要です。台風の接近と風の影響で潮位が上がり越波の恐れもあります。海岸付近の施設などへの被害に注意してください。
夏休み中のお子さんたちが海に近づかないよう保護者の方も声をかけるようにしてください。
雨や風が強まる恐れも
台風が予報円の西側のコースをとると太平洋側東部を中心に雨の量が多く、非常に強い風の吹く恐れがあります。台風から暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定で、太平洋側東部やオホーツク海側など雷を伴って激しい雨の降る恐れがあります。低い土地の浸水や土砂災害、落雷やひょうなどにも注意が必要です。今後も最新の気象情報に注意してください。
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