3日午後5時現在も、関東地方は所々に積乱雲が発生しています。東京池袋のサンシャインからは、千葉や埼玉に発生した積乱雲から降る激しい雨の様子が見られました。

千葉方面(東京池袋サンシャインからみた積乱雲)
千葉方面(東京池袋サンシャインからみた積乱雲)
埼玉方面(東京池袋サンシャインからみた積乱雲)
埼玉方面(東京池袋サンシャインからみた積乱雲)

モクモク発達した積乱雲

雲頂高度を見ると、千葉県の積乱雲は8㎞から10㎞くらい。埼玉県の積乱雲は10㎞から12㎞くらい。雲頂高度が10㎞くらいになると強い雨が降ったり、雷が発生しやすくなります。

3日午後5時のエコー高度
3日午後5時のエコー高度

3日連続の雷雨 土砂災害に厳重警戒を

関東甲信地方は1日から大気の不安定な状態が続き、3日もあちらこちらに積乱雲が発生しています。積乱雲一つの寿命は長くはありませんが、ここ3日ほど同じような位置に積乱雲がかかり、かなりまとまった雨になった所があります。
1日午前10時から3日午後4時までの総雨量は群馬県前橋市で168.5ミリ、長野県王滝村御嶽山で131.0ミリ、山梨県甲府で99.5ミリ、東京都世田谷区岡本で85.0ミリ、神奈川県横浜市港北区日吉で84.5ミリなどとなっています。土砂災害に厳重な警戒が必要です。
あす(4日)は平野部では、これまでほど広範囲での雷雨はない見込みですが、局地的に1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る恐れがあります。引き続き、落雷や竜巻などの突風にもご注意ください。