一般的に、経済相互依存が強ければ戦争のコストは高くなり、全面対立は回避されやすくなる。

 とはいえ、米中が現在の摩擦を乗り越えて共存の道を選べば、日本にとっては「日米同盟の信頼性」という難題が持ち上がりる。米中対立がどう転ぶにせよ、両大国のはざまに位置する日本にとっては難しい局面が続く。

(構成 文筆家 三城俊一/生活・文化編集部)

■覇権をめぐる戦い・経済編

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