――もう一つ大きな変化として、結婚してお子さん(現在1歳)が生まれたことだと思います。芸能活動再開後はどんな生活ですか。
もー、バタバタです。産後は時間の融通が利く職場の事務職に復帰できたので、保育園の迎えは私がほとんどやれていたのですが、芸能の仕事に復帰してからは、夫婦で協力し合って、その時にできる人ができることをやるしかないです。そういう意味ではパートナーですよね。
保育園から帰ってお風呂に入れて、ご飯食べてちょっと遊んで、9時ぐらいに子どもを寝かせます。その後は私の時間。仕事したり哺乳瓶を洗ったり、テレビを見たり。最近は夜更かししすぎて、失敗すると寝るのが2時とかになっちゃう日も……。朝は7時に子どもに起こされ、二度寝しようものならギャーって大泣きされます。
■器用にできなくても… 子の笑顔が救い
決して効率がいいわけじゃないし、あっという間に1日が終わってしまいます。夫は遅く帰っても、家事や作り置きの料理をしてくれて、会社で散々働いた後に家でも働いてもらってかわいそう……(笑)。でもありがたいです、本当に。もうちょっとバランス良く器用にできたらいいなと常に思いますけど、今も模索中です。
私が目の前のことに集中しちゃうタイプで、交友関係が広いわけでもないから、ずっと子どもと1対1だと自分も思いつめちゃって良くないだろうから、保育園に通わせながら仕事をして社会と関わっている方が合っていると思っていました。子どももいろんな人や考え方に触れてほしいですね。
――毎日の生活を回すのは大変だと思いますが、子育てしていて良かったと思う瞬間は。
家で子どもが笑ってくれる瞬間が一番幸せですね。よく笑ってくれる子なので、それが救いです。バタバタしていても、器用にできなくても、笑ってくれればそれで救われる。笑顔は大事にしたいですね。それだけじゃダメなんですけど!(笑)。必要なことだと思います。
(聞き手/AERA dot.編集部・金城珠代)
【※後編「政治マニアの春香クリスティーン、岸田首相の『少子化対策』に『実感がどこまで届いているんだろう』へ続く】