福岡管区気象台は24日、阿蘇山(本県)の噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。先週20日には箱根山(神奈川県)も噴火警戒レベルが引き下げられました。

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阿蘇山について

阿蘇山は火山防災のために監視・観測体制等が必要な活火山です。警戒が必要な範囲を5段階に分けた、「噴火警戒レベル」が運用されています。今年8月の噴火により噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に、9月には噴火に伴う大きな噴石や噴煙が確認されて噴火警戒レベル3(入山規制)に引き上げになるなど、火山活動の活発な状態が続いていました。

噴火警戒レベル 引き下げ

福岡管区気象台は24日、火口から1キロを超える範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性は低くなったとして、阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き下げました。
10月23日に小規模な噴火が発生して以来、噴火は発生していないうえ、火山性微動が概ね小さくなったこと、二酸化硫黄の放出量にやや減少傾向がみられるようになったためとしています。

引き続き警戒を

阿蘇山では噴火警戒レベルが引き下げられても油断はできません。
火口から概ね1キロの範囲では、噴火に伴って弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、風下側では降灰や小さな噴石に注意が必要です。
阿蘇山にお出かけの際は最新の情報をご確認ください。