台風18号は、まもなく「東海地方に上陸」することが濃厚になってきました。その後、東海から北陸を経て、日本海に抜けたあと、低気圧に変わるとみられます。

この記事の写真をすべて見る

台風18号上陸へ

上陸は、ことし4個目になります。
おととい7日未明に、日本の南で発生した台風18号は、わずか2日後のきょうは本州上陸という速さです。周辺に活発な雨雲を伴いながら各地に大雨を降らせています。
台風本体の雨に加えて、日本付近に東西にのびていた秋雨前線の活動も活発にさせながら進んできた、いわゆる「雨台風」です。とはいえ、台風周辺では暴風・強風にも要注意であることに変わりはありません。

台風一過は・・

今度の台風は「台風一過、即!青空」にならない見通しです。

★停滞する台風18号(低気圧)
台風18号は、日本海で「停滞」することが予想されています。北にある寒気や気圧の谷が北上を妨げるからです。このため、山陰や近畿などを中心に回復を遅らせそうです。
★台風を追いかける雨雲
台風が通り過ぎても大雨に警戒をなさって下さい。大きな理由は「追いかける雨雲」です。画像の中に示しましたが、台風18号の南・・小笠原諸島周辺にかけて細長い雲の帯がありますね。これは台風18号に向かって流れ込もうとしている活発な雨雲です。10日にかけて関東地方を中心にやってくると予想されます。
★接近・北上する台風17号
ハワイ近海から、はるばるやってきている台風17号は11日ごろにかけて関東の東から三陸沖を北上して、北海道に近づくと予想されます。こちらも、東北や北海道の天気をぐずつかせる要因です。