台風12号の動きが気になる人も多いでしょう。今後の進路はまだ定まっていませんが、台風からの湿った空気は流れ込み始めています。23日木曜は沖縄を除く各地で雨予報。しかも、ジメジメと不快な雨になりそうです。

台風から暖かく湿った空気 各地で雨

22日水曜夜の時点では、台風は日本の南海上。日本列島からはまだ遠い所に位置しています。ただ、台風からの暖かく湿った空気は流れ込んでおり、その影響で23日木曜は広く雨が降るでしょう。所々で傘をさしても濡れるような激しい雨が降る可能性もあります。木曜は折りたたみ傘ではなく、大きめの丈夫な傘を持ってお出かけください。

西日本 少しの雨でも土砂災害に警戒

下の画像は、ひまわり8号が撮影した、22日水曜午後5時ごろの雲の様子。日本の南海上には渦を巻いている台風12号が見られます。一方、九州から東海にかけては広く雨雲がかかっています。九州は所々に白くハッキリした雲域があり、これは発達した積乱雲を表しています。
西日本ではこうした発達した積乱雲がかかり、これまでに降った雨の量が多くなっている所があります。地盤が緩んで、少し雨が降っただけでも土砂災害が起こるおそれも。このあとも十分な警戒が必要です。

気温は下がるが 不快な蒸し暑さはアップ

木曜日の最高気温を見てみると、35度以上の猛暑日を予想している地点はありません。北~東日本を中心に、水曜日に比べて気温は下がる予想。特に新潟や金沢などの北陸は、4~6度と大幅に低くなっており、気温の数字だけ見ると、暑さは和らぎそうです。ただ、湿った空気が流れ込むため、蒸し暑さが増す見込み。日差しがなくても汗が噴き出してきて、不快な暑さとなりそう。お出かけは、雨と汗を拭くタオルを忘れずにお持ちください。