各地で今年一番の暑さに

27日は各地でぐんぐん上がり、多くの地点で今年一番の暑さに。北日本ほど暑くなり、最高気温のランキング上位に名を連ねたのは北海道、東北勢。4月としては観測史上1番の暑さを更新した所も。

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27日、全国のアメダス観測地点の中で、最も高い気温を観測したのは、なんと福島県の浪江町。32℃まで上がりました。続いて北海道十勝地方の大津、北海道釧路地方の中徹別と続きます。27日は19地点で30℃以上の真夏日となりましたが、そこには、最高気温ランキング常連の沖縄・九州・四国の地点はありませんでした。ほとんどが北海道東北、特に太平洋側という結果に。

ではなぜ北海道・東北の太平洋側でここまで気温が上がったのでしょうか。
1つは全国的に高気圧に覆われてよく晴れたこと。(たっぷりの日差しで東京都心も気温が上がり、今年初めての夏日になりました。)もう1つは、北日本中心に大陸方面から暖かな空気が流れ込んだこと。そしてもう1つ。その暖かな空気が山を越えて吹き下りて、フェーン現象が起こったこと。太平洋側で気温が上がったのはこれが大きな要因と考えられます。乾いた暑い風が、北海道や東北地方の太平洋側に吹き下りて、季節を大幅に先取りした暑さをもたらしました。

28日も各地で25℃以上

28日も最高気温は25℃以上という所が多くなりそう。平年を上回る暑さが続く見込みです。ただ、北海道の極端な暑さは収まるでしょう。