明後日は南岸低気圧が進むため、都心でもまた雪の予想。今のところ5日木曜の夕方以降は関東の平野部でも雪の降る所が多く、木曜の夜や金曜の朝は交通機関が乱れる恐れも。

◆先週の雪と同じ「南岸低気圧」

5日木曜は、関東の広い範囲で雪の予報となっています。
東京でも雪マークです。
東京の雪といえば…
およそ1週間前、先週金曜日には、普段、雪の降らない関東の平野部でも雪が降りました。
東京でも今シーズン初めて積雪を観測したのは、記憶に新しいはず。
その時の天気図をみてみましょう。

30日15時の天気図では、本州の南に低気圧があり、この後、東へ進みました。
これが「南岸低気圧」と呼ばれる低気圧です。
寒気が南下している中を、「南岸低気圧」が進んだため、
東京都心など関東の広い範囲で雪が降りました。
東京では、3センチの雪が積もり、今シーズン初めて雪化粧しました。
そして、あさって5日木曜日の予想天気図がこちら。

5日の天気図も、30日と似ています。
同じような南岸低気圧が近づくので、5日も関東の平野部でも雪が降りそうです。

◆30日よりも寒気が強く、降る時間は夜

ただ、今回、30日と違う点が2つ。寒気のレベルと、雪の降る時間です。
【寒気のレベル】
今回は、30日よりも強い寒気が流れ込んでくる予想です。
5日の夜は、島根県松江市あたりでも、上空およそ5000メートル付近では、
「年に1度か2度あるかないかの寒気」が南下する見込みです。
都心でも、5日は「平地でも雪を降らせるくらいの寒気」に包まれるでしょう。
【雪の降る時間】
前回30日は、関東では雪や雨が降った時間は、明け方から夕方にかけての所が多くなりました。
しかし、今回の降る時間は、気温の低い午後がメイン。
6日金曜日に日付が替わる頃まで降る見込みです。
そのため、関東の平野部でも、路地裏など、人通りの少ない所では、白く雪化粧するでしょう。
真っ白にならない所でも、雪がシャーベット状になり、足元が一段と滑りやすくなりそうです。
ただし、低気圧のコースや進むスピードによっては、降る量や降る時間が大きく変わる可能性があります。
tenki.jpで、最新の情報をこまめにチェックして下さい。