WBC1次グループ4戦目で豪州に7-1と快勝した侍ジャパン。投打ががっちりかみ合い、プールBを4連勝と危なげない戦いぶりで1位通過した。主役は間違いなく、大谷翔平だ。
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1次グループ4試合で12打数6安打、打率.500、1本塁打、8打点。豪州戦でも初回無死一、二塁で左腕・シェリフのカーブを振り抜き、右中間の看板を直撃する特大の先制3ラン。球場がどよめく一撃で試合の主導権を握った。WBCでの初アーチに試合後のお立ち台では、「貴重な先制点だったので。早く1本打ちたいなと思っていましたけど、いいホームランだったと思う。いきなりチャンスできたので、まずつなげることを考えて打席に立って。いい角度で上がったので『入ってくれ』と思いながら見ていました。引っ張った打球はあまり上がっていなかったので、久々にいい打球を打てて、いい景色だったなと思います」と振り返った。
そして、「(WBCは)子供の頃からずっと夢見ていましたし、早く打ちたいなと思っていたので、何とか1本打てたので、次も一本打てるように頑張ります」と宣言。「ほとんどの確率でランナーがいる場面で回せてもらっているので、自分の仕事としては(走者を)かえすことを意識して打席に立っています」と1、2番コンビのヌートバー、近藤健介への感謝を口にし、「本当にバリエーション豊かな投手というか、いろんなタイプの投手がいて、楽しく打席に立たせてもらっていますし、いい打撃が続いているので明日以降もしっかり調整して試合に臨みたい」と誓った。
侍ジャパンの戦いぶりにも、手ごたえを口にしている。「どこからでも点数が取れますし、投手も粘り強く投げてくれているので、いい試合が続いているなという印象ですし、次以降も強いチームが待っているので気を引き締めて頑張りたいなと思います」。このWBCのお立ち台で定番となったファンの歓声の質問も大きさを聞かれ、「まあまあでした」と笑いを取り、「少しオフを挟みますけど、まだまだ気合入れて優勝目指して頑張るので応援よろしくお願いします」と呼びかけた。