ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパン関連グッズが爆売れしている。球場にあるショップや通販サイトを含め、手に入れるのが困難な状況になっている。
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大谷翔平、ダルビッシュ有、ヌートバー……。選手個々の名前入りユニフォームは全く見つからない。それだけにとどまらず侍ジャパングッズと銘打った商品の多くが市場から姿を消しつつある。
「日本戦がない日なら何か買えるかなと思ってきましたが、考えが甘かったようです。グッズショップに入るまで1時間近くかかるなんて、考えられません」(東京ドーム前にいた男性2人組)
日本戦のなかった13日の東京ドームにも多くの人が詰めかけた。この日はチェコ対豪州、韓国対中国戦など日本と同じプールBに属する代表チームの試合もあったが、大部分は試合の観戦ではなく、プレミア化している侍ジャパングッズ購入のため。しかし、品薄状態で何にも買わずに現場を後にする人たちも目立った。
「大谷翔平のWBC参加が正式に決まってからはチケットが飛ぶように売れ、あっという間に完売。そうなるとグッズだけでも手に入れたいという人が増え始めた。ある程度は予想していたが、まさかここまでの人気が出るとは信じられない。これだけの品薄状態は経験したことはない」(東京ドーム関係者)
「過去のWBCを見ると日本が勝ち上がるにつれてグッズが売れ始める傾向。今回のように大会前から飛ぶように売れる事態は想定していなかったのだろう。当然、在庫管理も通常並みにしていたはずで追いつくはずがない。主催者や東京ドームにも苦情や問い合わせが殺到しているという」(スポーツマーケティング会社関係者)
WBC関連グッズは48,000円の選手仕様のオーセンティックユニホームから2,500円の選手名入りタオル、そしてアイドルコンサートのような3,300円の選手名入りライトまで様々なものが準備されていた。宮崎キャンプが始まるとグッズは飛ぶように売れ、ほぼ全ての商品が完売状態で手に入らなくなっている。そして、爆売れによる“副作用”も生じている。