米国の掲示板サイト『Reddit』では、各国の代表にどれだけの数のメジャーリーガーがプレーしているかのグラフを載せたスレッドが立てられていたが、そこには「日本は(MLBに所属する選手の数が)下の方なのにWBCを2度制覇して、どの大会でもトップチームで居続けているのはクールだね」とメジャーリーガーが少ないながらも、全ての大会で準決勝に進出している侍ジャパンを称賛するコメントも。
そのほか「NPBの優勝チームとワールドシリーズの勝者との戦いを見たい」「私たちは(ワールドシリーズを)…これからアメリカンシリーズと呼ぶよ」「サッカーのチャンピオンズリーグ、もしくはクラブワールドカップの野球版をぜひ見てみたい」など、NPBのレベルの高さを認識し、MLBのワールドシリーズだけが世界一を決めるものではないのではという意見も出ていた。
今大会は、侍ジャパンでは日系人のラーズ・ヌートバー(カージナルス)が活躍し、野球が決して盛んではないチェコ共和国の代表チームの奮闘が盛り上がりにつながった。“野球の国際化”という意味ではWBCが果たせる役割が決して小さくないのを示したといっても良いだろう。今後さらにWBCが意義のあるもの、そして野球の普及に貢献する大会になるためには、野球の母国である米国がどういった立場をとるかも重要となりそうだ。