肺結核や末期がんも乗り越えた現在104歳の医師・田中旨夫さんは、『101歳現役医師の死なない生活』という本を著している。

 されど101、という気がしてきた。区切りのいい100ではなく“101”という数字であること自体に、大きな意味があるのではないか。「100匹わんちゃん」や「100回目のプロポーズ」ではダメだったのか。芸能評論家の三杉武さんは、

「100という非常に大きく達成感の象徴のような数字、それをさらに超えてくることでの数の多さ、大きさが感じられるという意味で、作品タイトルなどに“101”を使うことがあるのではないでしょうか。『PRODUCE 101』なども、そのぐらい幅広く門戸を開く、規模の大きなオーディションであると感じられそうです」

 と、その意味合いを分析する。

「逆に“99”だと、あと一歩、達成前のような雰囲気になります。『101匹』というわんちゃんたちの数、99回や100回すら超える数のプロポーズということで、その愛情の深さをタイトルだけで表現できているのではないでしょうか」(三杉さん)

 日清食品に、「ジョイカップ101」のネーミングの由来などを問い合わせてみたが、さすがに古い商品ということもあり、残念ながら当時の資料や当時を知る人などが存在しなさそうとのことだった。NHKのスタジオ名の由来も不明だ。

 そんな気になる「101界隈」(そんな界隈ありませんが)最大の知名度と影響力を誇り、最終回では36.7%の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したドラマ「101回目のプロポーズ」。武田鉄矢が演じるそれまで99回のお見合いに失敗し続けるさえない中年サラリーマンの達郎が100回目に出会った、浅野温子演じるチェロ奏者・薫。結婚式の日に恋人を事故で失い、再び失われることが「こわいの……」という彼女の前で、ダンプカーの前に命懸けで飛び出し「僕は死にません! あなたが好きだから」と告白する感動的なシーンとセリフ、そしてCHAGE&ASKAが歌う主題歌「SAY YES」とともに、現在も多くの人の記憶に刻まれているが、

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