この記事の写真をすべて見る

 安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは「口臭」。「水曜日のダウンタウン」をはじめ、さまざまなバラエティー番組やSNSなどで、「口臭」についてイジられる機会が多いと話すクロちゃん。もっぱら「クサい」という評判だが、本人はどう感じているのだろうか。そして、彼女のリチさんの反応は? クロちゃんが「口臭」について語った。

【写真】漫画本が山積みにされたクロちゃん宅のお風呂

*  *  *

 数年前から、ボクはよく「口臭」をイジられている。もちろん、そのほとんどが「クサい」という、ひどいものばかり。バラエティー番組やYouTubeでは罰ゲーム的な扱いをされることもあるし、SNSでのイジりはもう恒例。「ペンギンの臭いがする」とか「水族館の臭いがする」などと指摘を受けたり、イベントなどの仕事にいくと、お客さんから、「息をハァーって吹きかけてもらえませんか?」という変なリクエストされることもある。気づけば、なぜか「日本一口がクサい人」みたいになってしまっている(笑)。みんな、ひどいしん! ボクだったら、そんなこと、絶対他人には言わないのに……。

 振り返ってみると、口臭をイジられるようになったのは、「水曜日のダウンタウン」の企画「モンスターアイドル」がきっかけだと思う。その企画に参加していた、のちに「豆柴の大群」のメンバーになるアイカに、「口が少し臭いです」と、面と向かってハッキリと言われたんだよね。どうやら、あのカミングアウトが、視聴者的に、めちゃくちゃ面白かったみたい(笑)。あのオンエア後から、口臭をイジられることが急激に増えた。芸人として「面白い」と言われることはもちろんうれしいんだけど、「クサい」ってことで笑ってもらうのは、なんかちょっと違うというか、どうも素直に喜べない、複雑な気持ちになったのを覚えている。

 ちなみに、ボクは、口臭について、実は、そこまで気にしてはいない。そんなに、みんなが騒ぐほど、絶対「クサくない」と思っている。だって、親友のたかみな(高橋みなみ)や、仲の良い後輩芸人の菊地(ワンワンニャンニャン)、サンミュージックのマネージャー・オオゼキさんには、「クサい」なんて、一度も言われたことがないからね。

 だから、みんながイジってくることも、そこまで信じていないというか、「そうやってイジることで、ボクと仲良くなりたいんだろうな」くらいにしか考えていない。

次のページ