嵐のメンバーも全員でこの映像体験に臨んだという。

「恥ずかしいですよ。(映っているのは)自分だし」(大野智さん、38)

メンバーとの距離がぐっと近づいたところで、写真エリアへ。2008年頃からプロのカメラマンがつき、楽屋などで彼らの一瞬一瞬を切り取ってきたのだという。

「撮ってもらったカメラマンの方にもようやく恩返しができる、と思いました」(松本さん)

 くつろいでいる姿から、打ち合わせ風景まで、嵐の日常や舞台裏がのぞけてしまう。無邪気に笑い合い、ときにまだあどけなさが残る顔でレンズを見つめる。メンバー同士の仲の良さがこれ以上ないほど、ストレートに伝わってくる。

 このエリアに展示されているものを含め、展覧会全体では400点近い写真が展示されているという。(ライター・古谷ゆう子)

AERA 2019年7月15日号より抜粋

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