いよいよ、ゴールデンウィークがやってくる。「10連休があったら、何をしたいですか?」そんな質問を各界の著名人たちに投げかけてみた。
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●佐久間宣行/テレビ東京プロデューサー
新しい作品を作るためにも、自分の価値観を形作ったマスターピースを一気に味わい直したい。
最初の2日間はアイザック・アシモフの傑作SFファウンデーションシリーズを、
次の2日間は『うしおととら』『機動警察パトレイバー』『スラムダンク』を読み直します。
その次の2日間はエミール・クストリッツァと北野武の映画を見直します。
そして、次の2日間は三谷幸喜と坂元裕二脚本のドラマを見続けます。
で、最後の2日間は今世界最高のドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の好きな回をできる限り見て連休終了!
あ、ただただ「マザー2」をやり直すというのもいいなあ。
●東尾理子/プロゴルファー
五輪も近いので、今年のGWは「東京を掘り下げる」をテーマに関東近郊で過ごすのも楽しそうです。はとバスに乗って今まで行ったことのない東京名所を観光すると、東京のよさを再確認できそうです。キャンピングカーで友人家族と自然の中で過ごすのも興味があります。
●吉田靖直/ロックバンド・トリプルファイヤーのボーカル
イメージとしてはライザップや禅寺での修行に近いが、自分で計画を立てられるというのがポイント。
一人でいると確実にだらけてしまう私も、他人が見ているというプレッシャーがあれば自分を律することができる。
地元のダメな友人と盛り上がり、俺たちで起業しようという話になったが、行動力がないので流れてしまった。
AERA読者の起業家の方にそういう施設を作ってほしい。
●最上もが/タレント
お休みの日は家でだらだらアニメを観てしまうので、普段行けないような海外にふらっと行って、クレー射撃や乗馬など、楽しく体を動かせるようなことに挑戦したいです。
家族旅行にも全く行けていないので、母が見てみたいと言っていたオーロラをせてあげたいです。
●はあちゅう/ブロガー・作家
ホテルから出なくてよい環境で、昼、夜は美味しいものを食べ、合間の時間は温泉に入り、本を読んで、映画を見てゴロゴロしたい。
体力があるときに読もう、と後回しにしている小説があるので、それを全部持っていって一気読みしたい。
せっかく10日もあるなら、北海道と沖縄など、雰囲気のガラッと違う国内旅を2セットしたい。
●山田ルイ53世/お笑いコンビ・髭男爵
お笑い芸人、特に筆者のごとき一発屋の場合、主戦場は地方営業。
世間が連休の折はイベントに“引っ張りだこ”という状態が望ましく、そうでなければ家計に響きますが、それだけの時間があれば没頭して小説の一冊でも仕上げてみたい。
あとは娘と公園三昧でしょうか。
※AERA 2019年4月15日号