イラスト:土井ラブ平
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 誰もが知る英単語でも、私たちを取り巻く環境の変化や技術の進化に伴って意味が変わるケースは少なくない。そんな新しい意味として使われる言葉をはじめ、ビジネスシーンやITの話題で頻出する英語の新語を紹介する。

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on my radar【知っている】
レーダーの中に入っている、追跡しているという意味から。It’s on my radar.(そのことは知っていました)

mumpreneur【ママ起業家】
アントレプレナーをもじった造語。ほかにseniorpreneur(おじいちゃん/おばあちゃん起業家)、photopreneur(写真起業家)、hairpreneur(美容師起業家)など。名詞のあとに"preneur"をつければ誰でも起業家を名乗れる時代なのだ

prioritize【優先順位をつける】
名詞プライオリティーに接尾辞-izeをつけて動詞化。Incentivize、demonize、weaponizeも同じ仕組み。せっかちなアメリカ人が好む

rightsourcing【適正な雇用】
経営で内製insourcingと外注outsourcingのどちらがいいか、コスト、仕事の品質などを考えて正しく選ぶこと

screengrab【写メ、screenshotを撮る】

takeaway【持ち帰り、学んだこと】
今日の会議でのテイクアウェイはなんだった? What are the takeaways from the meeting today?

take it offline【後で話し合う】
電話・スカイプ会議で本来の議題とズレた話が長引いてしまうとき、司会がCan you take it offline?(それは当事者だけでオフラインで話し合ってもらえる?)と介入する

technological unemployment【技術的失業】
技術の進歩で人間が失業すること

workation【work + vacation の造語】
生産性を高めるために、オフィスから離れてリラックスした環境で仕事をすること

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