「コンビニ百里の道をゆく」は、49歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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10月も中旬に入り、過ごしやすい気候になってきました。夏が歴史的な猛暑だったので、今年の秋は体感的に例年よりも涼しく感じます。
「食欲」「スポーツ」「読書」「芸術」など、さまざまな冠がつくように、秋は新たなことに挑戦したり、ひとつのことを深めたりできる絶好の季節ですね。
スポーツでいえば、私は猛暑で控えていたジョギングに代わり、最近はスイミングにはまっています。週2、3回は近くのプールで1時間、2キロほど泳いでいます。
もともと休日は、自宅から30分弱のプールまで自転車で行き、2キロほど泳ぎます。その後、着替えて隣にある公園の周囲を約5キロランニング。最後はまた自転車で自宅に戻るという「ミニトライアスロン」のようなことをしていました。ただ、雨の日だとしんどいし、猛暑だと走る気力も減退します。そこで、運動をスイミング中心にしたのです。
夏場の屋外の運動はつらかったですが、「ローソン連」として、阿波おどりに正式参加したことは、良い思い出です。中国・四国地方の加盟店の方やクルーのみなさん、社員など総勢160人で徳島県の町を練り歩きました。私も参加しましたが、ずっと中腰の姿勢で踊るので結構つらい(笑)。ただ、皆でひとつになって汗を流すと気分も変わって、日ごろの悩みも吹き飛びます。一体感も生まれ、チームワークも良くなるので、これからも積極的に企画していきたいですね。
チームワークといえば、ローソン全体で、毎年秋にスポーツ大会を開いています。全国を8ブロックに分けて、今年はソフトバレーボールで勝負します。
なかなか時間がとれませんが、私個人で新しく挑戦したいのは、秋釣りです。秋は東京湾にわらさが入ってくるし、鯛もシーズンに。乗合船を借りて海に繰り出して、釣った魚で一杯やる。たらふく食べて飲んで、昼寝でもできたら最高ですね。
※AERA 2018年10月29日号