
俳優の生田斗真さんがAERAの表紙に登場した。彼の話からは、仕事に向き合う真摯な姿勢が垣間見えた。
「実直」という言葉が、これほど似合う人もそうはいないだろう。こちらを真っすぐに見つめるまなざしからは、相手を包み込むような優しさと同時に、一本筋の通った芯の強さを感じさせる。
演じることに対しても、とことんひたむきだ。
「一点集中というか、そのことしか考えられなくなっちゃう。10 年少し前に、ドラマの撮影と舞台の稽古が重なったときがあったんですけど、全然頭の切り替えができなくて……。それで向いてないなと思って、それからは同時並行では役を受けないようにしています。不器用なだけなんですけどね」
今は、来年のNHK 大河ドラマ「いだてん」の撮影中だ。日本初のオリンピック選手の役を演じるために、過酷なウェートトレーニングでアスリートに匹敵する肉体を作り上げた。
これまでにも映画「土竜の唄」「予告犯」などで体を張った演技を見せてきたが、アクションの醍醐味とは?