地元凱旋パレードを行った羽生結弦。そのパレードの直後、4月22日に開かれた仙台での記者会見をたっぷりお届けする。
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記者:どんな思いでパレードに臨みましたか。
羽生:自分自身の企画したアイスショーが終わって、それから少し時間があいてからのパレードでした。その間、たくさんの方々がパレードに来て、ひと目見たいと言ってくださっていたので、僕自身もわくわくしながら、この数日を過ごしていました。こうやってパレードを終えることができ、自分自身、この仙台に帰ってきたなという気持ちもありましたし、改めて、今回の金メダルの重みを感じたところです。
記者:平昌五輪の時も含めて、地元仙台、宮城からの声援をどのように受け止めていましたか。
羽生:みなさんが応援してくださったのをニュースや記事などで知って、そういう一つ一つの力が自分の背中を押してくださったんだなということを、今回も改めて感じました。仙台や宮城県を含めて、復興や課題がまだある中で、こうやって大規模なパレードを開いてくださったのは重く受け止めています。僕自身も県内、市内のみならず、世界中の方々に対して、復興の手助けとなるような、きっかけとなるような行動をしていけるように心がけないといけないと思いました。
記者:今日は沿道からたくさんの方々の声援が送られました。どんな声、そして何が見えましたか。
羽生:みなさんが僕一人だけに注目してくださっているので、その温かい目とか、おめでとうというような姿とか、そういったものがすごく自分の心に、また脳裏に焼きついたなと思っています。これは地元だからこその光景、自分にしか味わえない光景、自分にしか味わえない気持ちの量だったり質だったりだと思うので、そういったものをしっかりと心の中に持ち続けて、これからも過ごしていきたいなと思える瞬間でした。
記者:羽生選手を目指して頑張る子どもたちも多くいます。子どもたちへ伝えたいことは?