「ラブコメの帝王」として一時代を築いたヒュー・グラント。映画「パディントン2」では悪党役で大活躍。怪演ぶりが好評だ。
ヒュー・グラント(57)と言えば、「ノッティングヒルの恋人」や「ブリジット・ジョーンズの日記」。超イケメンなのに、トボケた演技のコメディー俳優として、右に出る者はいない大スターだ。
でも公開中の映画「パディントン2」では、クマのパディントンを執拗にいたぶる悪漢として、コスプレにヘン顔、エルキュール・ポワロの物まね、そしてはげヅラ(!)までと芸達者ぶりを大開陳。ここまでやるとは、何か心境の変化でも?
「いやいや、もともと学校ではヘンな顔や教師の物まねで笑わせるような子どもだったんだ。たまたま『フォー・ウェディング』のヒットで恋愛モノばかりオファーされるようになったけど、何か違うなと思いながらやってたしね。年とともに美貌が衰えて、こういう悪役が来るようになってうれしいよ」
冗談か本気かわからない自虐ギャグを真顔で言い放つ。彼お得意の英国風ユーモアだ。