一方で、課題も見えてきた。
「何をもって成果とするのか。事前に言語化してすり合わせておく必要があると感じました」(小河原さん)
「人事の仕事を手伝ってほしい」といったあいまいなものではなく、「中途採用の人数を増やす」「離職率を下げる」など、具体的なミッションと評価基準を明確に伝える。情報漏洩などについては、
「ルールやシステムで管理していくとイノベーションが生まれない。性善説でやるしかないと思っている。人間的に信頼できる人かどうかも重要です」(同)
(編集部・高橋有紀)
※AERA 2017年12月18日号より抜粋