未婚者や子なし世帯、LGBTなど、生き方の多様化にともなって、保険にも様々なタイプが登場している。
核家族化や晩婚化が進み、生涯未婚率も上昇する中、現役世代の生活も常にリスクと隣り合わせだ。病気やケガで突然働けなくなったり、家事ができなくなったりしたとき収入を保証してくれる「就業不能保険」が若い世代を中心に注目されている。
今年10月、日本生命保険は「もしものときの…生活費」を発売。1カ月間で販売件数3万件を突破。契約者の約6割が30、40代で男性加入者が約7割を占める。
「社会的ニーズの高まりを感じ、1年で開発しましたが、予想を上回る件数です」(広報部)
同社のアンケートでは、病気やケガで入院や自宅療養をした人の2割強が2カ月以上の休職を余儀なくされている。同商品は精神疾患や3大疾病などを含む広い保障範囲や、専業主婦の加入も可能な点が特徴だ。