VRコニュニケーションを楽しめる「クラスター」では、VRヘッドセットをつけてVR空間の中の室内に入り、ほかのメンバーと会話のやりとりをする(写真/クラスター提供)
VRコニュニケーションを楽しめる「クラスター」では、VRヘッドセットをつけてVR空間の中の室内に入り、ほかのメンバーと会話のやりとりをする(写真/クラスター提供)
この記事の写真をすべて見る

 職場での新たなコミュニケーションツールとして、LINEやフェイスブックジャパンが企業向けSNSを展開しているが、そのさらに次のコミュニケーションが、バーチャルリアリティー(VR)だ。

 VRのヘッドセットをかぶり、両手にコントローラーを着けて、VR空間にログイン。アニメキャラのような自身のアバターを自在に操作し、同じVR空間の中にいる友達と会話したりゲームをしたり自撮りをしたり──。

 誰もがVR空間でつながり、自在に意思疎通をする。そんなVRコミュニケーションは、もう間もなく日常になるだろう。

「ソーシャルメディアの中でもVRはもっともソーシャルなものとして、新しいプラットフォームになるだろう。こうした変化は避けられない」

 米「WIRED」誌創刊編集長をつとめた編集者のケヴィン・ケリーさんは、そう語る。

 実際、世界で毎月20億1千万人が利用する、今や世界のコミュニケーションインフラとなったFacebookが次世代コミュニケーションツールとして推進するのも、VRだ。

次のページ