眞子さまは、秋篠宮さま、紀子さまの第1子として1991年10月23日、宮内庁病院で誕生した。お名前は、「天性のものを失わず、自然に飾ることなく、ありのままに人生を歩むよう願って」命名された。3歳の時に妹の佳子さま(22)が、学習院女子中等科3年の時に悠仁さま(10)が生まれ、姉として積極的にお世話を手伝った。幼い頃から、文章力や詩的な感性に優れ、皇后さまがうれしそうに話題にすることもしばしばあったという。
皇族としての自覚は、学習院初等科時代に芽生え始めた。2011年10月の成人に際して行った記者会見で、「皇族の立場に不自由さを感じることはないか」と質問され、「ときには不自由に感じることもないことはございませんけれども、その代わり、様々な機会を与えていただいていると思っております」と答えた。
●キャンパスで絆深め
大学は、幼稚園から高校まで過ごした学習院ではなく、帰国子女や留学生が多い国際基督教大学(ICU)を選んだ。在学中は、語学力を磨きつつ幅広い教養を身につけ、英エディンバラ大にも留学。3年生からは美術・文化財研究を専攻した。
多忙な毎日だったが、一般の学生と同様の「キャンパスライフ」も満喫した。時には宮家の送迎車ではなく、JR中央線とバスを乗り継いで通学し、お昼にはコンビニのおにぎりと小さいサラダを食べた。サークルは雪面滑走競技部(スキー部)に所属し、女性の護衛官付きだったが合宿にも参加。気さくで一生懸命な「いじられキャラ」で、飲み会にも顔を出した。14年3月の卒業式の日の朝、眞子さまは、伝統の黒い角帽とガウンを身につけて報道陣の前に現れ、「楽しい学生生活を送ることができ、感謝しています」と語った。
「運命の人」小室さんとは、このキャンパスで絆を深めた。同大の同級生だったお二人が出会ったのは、3年生の時。渋谷の飲食店で開かれた留学に関する意見交換会だった。交際に発展してからは、学食で一緒にランチを楽しんだり、横浜市や神奈川県葉山町などでデートを重ねた。帰りには小室さんが電車で、秋篠宮邸の最寄り、青山一丁目駅まで眞子さまを送り届け、そのまま電車で横浜市の自宅へ帰宅することもあったという。交際期間中には眞子さまの2度の英国留学や、小室さん自身の米国留学があり、お二人は国を超えて愛を深めてきた。
●まず、賃貸マンションか
小室さんは、小学校時代に父・敏勝さんを亡くし、現在は母・佳代さんと祖父と暮らす。幼い頃からバイオリンを習い、中学高校は、東京都品川区のカナディアン・インターナショナルスクールに通った。10年夏に神奈川県藤沢市の「湘南江の島海の王子」に選ばれており、友人は「礼儀正しくていつも笑顔を絶やさず、男女共に好かれるタイプ」と話す。