C子:彼が協力してB子さんをイカせようとしてくれるのがすごいですよね。

B子:彼も性欲が強いので、ありがたいです(笑)。お二人は不倫の経験はありますか。

C子:私はないですね。行為と心はつながっている。布団に入っただけではつながらないと思う。セックスの回数が少なくても気持ちが冷めているわけではないですから。不倫はもったいないですよ。

A子:私はしておけばよかったなというのはあります(笑)。でも、私は真面目だし、ビビリなんでないですね。

B子:そもそも性欲がないんだからないか。忙しくてダンナとできなくてもそれを外に求めないでしょ。

●甘い時間取り戻したい

A子:そうですね。不倫なんて時間のムダとしか思わない。もし友達が不倫して彼と妻を離婚させたいと言ったら、お前はマジで馬鹿だと言いますね。

B子:私は性欲が強いから体の相性が合わないまま結婚しちゃうと外にセフレをつくりそうだなとは感じました。

C子:知り合いの話ですが、年下と浮気している既婚女性(49)は夫との関係はないどころか気持ち悪いって。彼氏とのセックスは、自分が若い頃の感じ方とは違うけど、育てている感じが楽しいらしい。

A子:ときめきたいとかドキドキしたいとかだったら、妄想レベルで大丈夫。今はもうできないセックス、例えば学校で、とかシチュエーションセックスは想像で楽しみます。

C子:私の今の願いは、夫婦の時間を取り戻したい。子どもが小学校へ入ったら、自営なので昼間にもう少し夫婦の時間ができると思うんです。一緒に出掛けたいな。甘い時間を少しでも取り戻したいですね。

A子:私も結婚したらどうなるのかなぁ。

C子:私の経験からすると、結婚しても日々のコミュニケーションは取ったほうがいいですよ。女は可愛げがあったほうがいいと思う。子どもができてもふたりの時間はつくるべきですね。いま振り返ると、結婚前はセックスの時にヒョウ柄のコスチュームとかナース服とかを着てくれって言われたこともあったんです。こんな趣味があるのかって思いましたが嫌ではなかった。実は先日、事務所に紙袋が置いてあったんですよ。何だろうって思ってあけて見たら網タイツ。いつ穿いてくれって言われるのか、今、期待して待っているんです(笑)。

(構成/フリーランス記者・坂口さゆり)

AERA 2016年10月24日号