家族旅行で学校を休むのはアリかナシか――。かつてなら「学校を休むのは病気か忌引だけ」というほど、“休みハードル”は高かった。だが、最近は昔の常識を覆し、学校を休んで平日に旅行するほうがお得、という親も増えてきた。
「朝、羽田発の飛行機で宮崎に行き、空港近くの海水浴場で泳ぐのが多いパターン。混雑もなく、きれいなビーチで思い切り遊べます」
そう話すのは、都内に住むキャビンアテンダントの女性(37)。自身の代休などが平日の場合は、小学2年生の長女に学校を休ませて、一緒に日帰り旅行をすることもある。自社便で安く旅行する条件は、「飛行機の席に余裕がある場合で、繁忙期は利用できません」。つまり平日便のほうが確実に利用できる。
「学校を休ませて旅でもしないと、ゆっくり子どもと向き合えない。それに本音を言えば、安く旅行をしたいから。金銭的な余裕はほかに回したいです。勉強に支障がなさそうな低学年の間と割り切って出かけています」