その後の捜査本部の調べで、女性は江東区に住む36歳と判明。事件の報道を見た親が「自分の娘かもしれない」と警視庁に連絡してきたという。捜査関係者によると、同居する親に「病院に行ってくる」と告げて家を出ていた。

 防犯カメラの解析では、男が池袋駅北口付近のカメラに写っていることが判明。電車を利用して逃走しているとみて行方を追っている。

 それにしても、被害女性と犯人の接点は謎だ。

「金銭が絡む、ゆきずりの関係ではなさそうだ。そもそも遺体にシーツをかけるという行為は顔見知りの犯行がほとんどだ。女性の身元も判明したので交友関係の捜査も一気に進める。先んじて行っていた防犯カメラの追跡捜査で被疑者の所在も確認でき、現在監視下に置いている」(捜査関係者)

 捜査本部では死体遺棄容疑が裏付けられ次第、男を逮捕する方針だ(本誌・今井良)

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