

豆腐はキッチンペーパーで包み、調理前にしっかり水気を切っておくこと。 (撮影/写真部・松永卓也)
料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「豆腐のカリッと焼き」。
【「豆腐のカリッと焼き」の作り方 ワンポイントアドバイスはこちら】
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こう暑いと食事も“冷たいもの”に頼りがちになりませんか? でも、毎日冷や奴を食べ続けていたりしたら、ちょっと飽きてしまうかもしれませんね。そこで「豆腐のカリッと焼き」をご紹介したいと思います。
使うのは、しっかり水切りした木綿豆腐。これに片栗粉を軽くまぶして、ごま油でじっくりと焼きます。衣がきつね色になったらできあがり。ごま油の香ばしい匂いが立ち込めているところに、さらにごま油をベースに作った簡単ドレッシングをかけて食べてみてください。外側はカリッ、中身はふんわり。大豆のうまみが口いっぱいに広がる、この瞬間を楽しんで。
豆腐と共に、野菜も好きなものを焼いて食べましょう。ししとう、かぼちゃのほか、なすやズッキーニなど旬の野菜を焼いてもいいですね。ドレッシングはもちろん、市販のものをかけるだけでも全然かまいません。自分の好きなものをかけて、とにかくバテないように、きっちり食べることが先です。
このカリッと焼いた豆腐におだしをかけて、揚げ出し豆腐にしてもいいのですが、それはもっと涼しい季節になってからのお楽しみに!
(構成/赤根千鶴子)