夫妻で来日し、5月26日、安倍昭恵さんと、人気の美術館を楽しんだメラニア・トランプ(米国大統領夫人)。ファッションデザイナーのドン小西氏がチェックした。
【写真】今回チェックした「メラニア夫人vs.昭恵夫人」のファッションがこちら
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ダンナのトランプも言ってるように、彼女はいわゆるトロフィーワイフ。成功した男だけが手に入れられる、美しくてファッショナブルな勲章妻ってことだよね。でもトロフィーって外見は豪華なのに、手に持つと意外に軽っ!ってことがあるだろ。
彼女も、約30キロあった相撲の米国大統領杯というより、そんな中身が空洞タイプのトロフィー。一見オシャレだけど、一枚でそれなりに見える手抜きファッションが定番だよね。この日もイタリア高級ブランドのジャンプスーツでお出かけ。トレンドはてんこ盛りなのに、コクのない空っぽ感が漂ってるよ。
かたやアッキーは、落ちっぱなしの好感度をこの機会に上げますわよという気合が、服ににじんでるもんな。この年齢にしては無謀な膝上丈のスカートで、評判の美脚を見せたり、モダンな若々しさをアピールする小ワザが満載だよ。何より、男の目線に照準を合わせたメラニア夫人と違って、同性からの好感度を意識したところがアッキーファッションのポイント。ま、ファーストレディー対決は、今回もアッキーに軍配かと。
(構成/福光恵)
※週刊朝日 2019年6月14日号