あなたの「もっと周辺領域の人を増やすべき」という意見には大賛成です。以前、NHK・BSプレミアムで松平健さん主演の「PTAグランパ!」というドラマがありましたが、PTAに祖父母を巻き込むというのは確かにアリだと思った。私も孫が2人いますが、将来PTAグランパはやってもいいなと思います。ただしその場合は、やりたい人ができる範囲で行う、本当の任意組織としてPTAを作り直したい。
それとPTAも学校も、もっと地域の人が入れるようにすればいい。実際、「PTCA」と称して、Community(地域)を取り込んでいる学校もあります。今、コミュニティー・スクールのように、地域住民が学校運営に参画する動きが広がっていますが、これからの時代、学校は地域の人をどれだけうまく巻き込めるかが大事。いろんな人が協働することで、先生や保護者の負担も軽減されるはずです。
PTAは思い切って見直すべき時期にきています。何が本当に必要なのかをゼロから議論すべき。やせ我慢はもうやめて、解散を提案してみてはいかがでしょう。“やめる勇気”が必要な時だと思います。
※週刊朝日 2019年3月22日号