タレントの有村藍里(28)がテレビやブログなどで美容整形を受けたことを公表し、大きな反響を巻き起こした。本誌は執刀した主治医である「レグノクリニック」(東京都中央区銀座)の山口憲昭院長(37)をインタビューし、現状や副作用などを聞いた。
「反響は大きいものがありますね。予約がパンクしている状態です。もともと予約まで2、3カ月くらいかかっていましたが、お客さんが来にくくなったら困ると心配しているところです」
有村が受けた手術は上顎と下顎を6つに分割する「輪郭矯正(骨切り)」というもの。確かに、口元が改善されように思うが、鼻の形も変わった感じがする。
「今回は目も鼻も手術しておりません。上顎は鼻の土台となっていますから、骨の移動で鼻の不自然さを同時に整えることができるんです」(山口院長)
顎を6分割するというと、大手術のように思うがそうではないらしい。
「私にとってはこの手術はそんなに難しい手術ではありません。もっと複雑な手術をしてきましたので、めちゃくちゃ難しいものではないんです」
どんなところを切ったのか。
「上顎と下顎を全体的に後方へ移動させる手術で、口元の突出感をなくしました。実際に切っている場所は、上顎が1カ所、下顎が3カ所です。歯のついているところにメスを入れて離断したり、顎先の部分にメスを入れました」
レグノクリニックの公式ホームページには、手術前の有村の気持ちがつづられている。
<口元、歯茎が見えてしまう部分や、全体的に上顎が出てゴリラっぽくなってしまうっている部分が気になっていました…。全開で笑っても歯茎があまり露出しなかったらいいな、と思っています>
自身を決して綺麗とは思っていないという。
<内面にあるコンプレックスは、ずっとずっと抱えていました……。本当に手術をすべきなのかずっと考えていました……。整形をしない選択をしても、すればよかったかも、という想いがずっと残るのもわかっていました>
山口院長は京都府立医科大学医学部卒業。その後、海外留学などもし、数々の形成外科手術を手がけてきた。有村が人の紹介で山口院長のもとを訪れたのは昨年秋。どのような話し合いをしてきたのだろうか。