もっと若い頃は、「結婚は30までに」「30までには、日常会話に困らない程度の英会話はマスターしたい」など、30という年齢を、一つの区切りとして考えていたという。

「でも、30歳を目前にして、30以降、どう戦っていけるかのほうが大切だと思うようになりました。英会話の勉強も続けていますが、他にも、信頼できる師匠の元で殺陣を習ったり、積極的にアートギャラリーに足を運んだり。今はとにかく、体がいろんなことに触れたがって、いろんなものを吸収したがっているみたいで(笑)。そういう、本能的な欲求に素直に従うようにしています」

(取材・文/菊地陽子)

週刊朝日  2019年3月15日号