
「みなさん、青春のど真ん中にオリンピック・パラリンピックがやってきます。さあ、世界をもてなそう。ボランティア募集します」
ネットで公開されているCM動画で、こう呼びかけるのは女優の広瀬すず(20)だ。東京五輪まで2年を切ったが課題は山積み。中でも人手不足は深刻で、国や東京都はボランティアに頼る。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(会長、森喜朗元首相)は8万人、東京都は3万人の計約11万人が必要だとし、9月中旬から12月上旬まで募集する。人材集めの広告塔として期待されたのが広瀬だった。
都はCM動画の製作だけで税金約4千万円を投入。9月下旬からはテレビCMも予定しているが、その費用は未定だという。広瀬は動画のほかにもポスターやパンフレットに起用されており、それには別に約400万円かかった。