兵庫県加古川市の権現ダムで衣装ケースに入れられた小西優香さん(20)の遺体が8月11日、見つかった事件の謎が解けつつある。
兵庫県警は森翔馬容疑者(20)と稲岡和彦容疑者(42)を死体遺棄の疑いで逮捕したが、本誌が入手した、防犯カメラ映像では、森容疑者と優香さんが、8月9日早朝に、大阪市北区の歓楽街を親しそうに、2人で歩いている姿をとらえていた。
わずか2日後に、なぜ死体遺棄、殺人事件へと発展しているのか?
9日早朝の防犯カメラ映像で捕らえられた、優香さんと森容疑者は恋人同士のような感じで、優香さんの腰に森容疑者が手をまわすなど、親しそうに見える。その後、2人はタクシーに乗って、大阪市西区の森容疑者の自宅に向かったとみられる。
その後、優香さんの姿は確認されず、遺体となって発見された。
そして、稲岡容疑者が、9日午前にレンタカーを借りて、10日の朝に返却していたこともわかった。
「森容疑者のマンションの防犯カメラには、稲岡容疑者と2人で大きな荷物のようなものを運び出している様子が映っていた。それが、優香さんの遺体だった可能性がある。それを、加古川市の権現ダムまで運んで、遺棄したのではないか」(捜査関係者)
今回、本誌は、森容疑者と優香さんを知る飲食店関係者に話を聞くことができた。
「森容疑者はガールズバーの店長をやったり、風俗嬢のスカウト、キャッチセールスなどを掛け持ちしていた。結構、いい女の子をゲットしてくるんやけど、やり方が荒っぽい。言葉巧みに飲みに行って、酔っぱらった女の子に『いいバイトだから』という説明だけで、風俗の仕事を紹介。酔っ払い、了解した覚えのない女の子とトラブルになったことがある。すると、森容疑者は、女の子の髪の毛をひっぱり『お前、なにいうとんねん』とブチ切れ。警察に通報されたら間違いなく、逮捕されるほどの暴れっぷり。とにかく、トラブルが絶えないヤツでしたね」
小西さんとも、スカウトが縁で知り合ったようだという。「『俺の彼女』とか言ってたことがある。けど、あいつのいう彼女は毎日、違うんです。とにかく『女の子がいないと、眠れない』というくらい、女好きでした」(前出の飲食店関係者)