![篠原涼子(しのはら・りょうこ)/1973年、群馬県生まれ。90年に歌手デビュー。94年、「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒット。その後、俳優として活動を始める。出演作にドラマ「anego[アネゴ]」「アンフェア」「ハケンの品格」「ラスト♡シンデレラ」「民衆の敵~世の中、おかしくないですか⁉~」、映画「アンフェア」シリーズ、「北の桜守」など多数。8月31日、出演する映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」の公開が控える(撮影/小原雄輝・写真部、ヘアメイク/贄田愛(SHISEIDO)、スタイリング/宮澤敬子(WHITNEY))](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/0/5/682mw/img_05b6e4e11a0ea610f9a2fdc33953815463660.jpg)
ミニスカートにルーズソックスで青春を謳歌していた90年代の女子高校生の二十数年後を描いた映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(8月31日公開)。主演の俳優・篠原涼子さんと作家・林真理子さんとの対談では、映画と同じ90年代の話題で盛り上がりました。
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林:今度の篠原さん主演の映画、ミニスカートにルーズソックスで青春を謳歌していた90年代の女子高校生たちが、二十数年を経て悩みや苦労をかかえる大人になって、その二つの時代が交差しながら描かれていきますね。女子高校生たち、カワイくてカワイくて。
篠原:そうなんです。めっちゃカワイいんですよ。
林:20年前は、キャッキャはじけながら歩いている女子高生たちとすれ違うと「何よこの子たち」「うるさい」とか思っていたけど、今はなつかしいなと思っちゃって。
篠原:なつかしいですよね。「あのころ私はこうだったな」と思い出すこともたくさんあって。
林:仲間と会話もしないでスマホをいじってる今の女子高生たちを、20年後の彼女たちが見て、「今の子っておとなしいよね」って言うシーンがあるけど、確かにそうだなと。
篠原:スマホなどを介さない、直接の会話が主だった世代は2000年あたりが最後だったのかな、と思うんです。今はデジタル化しちゃって、会話によるコミュニケーションがほとんどなくなってますよね。
林:この映画、90年代の女子高生の雰囲気が、すごくよく出てる。ルーズソックスと上履きのはき方とかね。確かに当時の子たち、カラーのサングラスしてたなとか、いろいろ思い出しちゃいました。
篠原:そうなんですよ。
林:よくここまでこまかく再現したなって感動しちゃった。プリクラの機械も当時のものだし、カラオケボックスで女子高生たちが熱唱するシーンでは、カラオケの機械もちょっと古いものだった。
篠原:林さん、すごくよく見てますね(笑)。
林:三浦春馬さんのロンゲのDJとかも、「そうそう、こんな感じだったよな、あのころ」って。