放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、DIMPLYの「マーヴェラティ マジカル ヌーディー CCファンデ ブライティンフォーミュラ」について。
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久しぶりに、プロにゼロからメイクをしてもらう機会に恵まれた。
以前から書かせていただいているように、情報番組のコメンテーターで出演させていただく場合、私は髪のセットは局メイクさんにお願いしているが、顔のメイクは自前。
ハイビジョン専用ファンデーションや舞台用パウダーなどを化粧ポーチに持ち合わせているうえ、メイクさんからの情報は常にアップデートしている。自分で言うのもなんだけれど、メイクは巧いほうだと思っている。
だが、6月2日にオンエアされた「日本テレビ+ルーヴル美術館『その顔が見たい!』」(日本テレビ系)出演のため、著名なメイクアップアーティストにメイクをしてもらったところ、間違いだらけだということがわかった。
彼は、その仕上がりから「整形級メイクの第一人者」といわれる田村俊人氏。ギョーカイでは「たむー」というニックネームでおなじみだ。
件の番組に私が出演したワケは、「つなぎ融資の女王」山辺節子の“顔”について掘り下げる再現VTRで彼女役をすることになったからだ。
「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)や「バイキング」(フジテレビ系)で、ガダルカナル・タカ、宮根誠司、坂上忍の3氏から「そっくり」と言われていたのがきっかけだ。
田村氏によれば、節子メイクは若見せテクニックを熟知したものだとのこと。一言で言うなら「厚塗りではない」というのである。
そこで田村氏が出してきたのは、自身がプロの視点で作ったメイクアイテムを展開する『マーヴェラティ』の主力商品「マジカル ヌーディー CCファンデ ブライティンフォーミュラ」。「肌色で隠すのではなく、光の効果で瞬時にカバー」することで「ツヤ感あふれる美しい肌色に仕上げるCCファンデ」だ。
専用刷毛で、タップリ塗っていただいたが、ノーカラーゆえ、みるみるうちに肌のトーンがアップしていく。黄ばんだくすみや毛穴、小じわといった年配女性の肌の悩みをいっきに解消してくれる、ものすごいCCファンデとお見受けした。
濃いクリームファンデを全体に塗るのが正解だと思っていたが、「キレイな部分をファンデーションやコンシーラーでカバーする必要はありません」と田村氏。
若返りメイクとは薄化粧だとわかり、目からウロコが30枚ぐらい落ちた気がした。(次号につづく)
※週刊朝日 2018年6月15日号