昭恵氏のサポートのおかげで、さぞや加計理事長ら加計学園関係者とのゴルフとBBQでの交流が深まったことだろう。昭恵氏は加計学園が神戸市で運営する認可外保育施設「御影インターナショナルこども園」で名誉園長を務めていた。
安倍首相に近い萩生田光一幹事長代行は自らの当時のブログで、<GW最終日(13年5月6日)は青空のもと安倍総理とゴルフをご一緒させていただきました……スコアは国家機密です。前日は夕方から川口湖の別荘にてBBQ。>などと書いていた。
5年前と同様、今年のゴールデンウィークも、安倍夫妻はイスラエルなどの中東を訪問。帰国してからは別荘でゴルフを楽しんだようだ。数カ月前までは「別居」や「離婚の危機」と報じられたが、外遊では息のあったパフォーマンスが繰り広げられた。やはり夫婦の絆は強いようだ。ここに独占入手した写真がある。
写真は1987年6月9日、安倍夫妻が東京都港区赤坂の霊南坂教会で晴れて結婚式を挙げたときのもの。
「結婚披露宴の写真はたくさん出回っているんですが、結婚式の写真は私的に撮った、これしかないのでは。式場にカメラマンがいなかったから」(安倍家と親しい人物)
写真はちょっとピントが合っていないものもあるが、教会の中で、昭恵氏は微笑み、晋三氏はまっすぐ前を見ていた。幸せそうな2人を囲む人々は約100人。仲人夫妻、晋三氏の兄の安倍寛信氏、母親の洋子さん、洋子さんの兄弟ら親族、友人一同が顔を揃えた。二人は結婚まで3年の交際期間があった。長い春。別れの危機は結婚前にもあった。前出・濱岡氏はこう振り返った。
「交際を始めた当時は、電通に勤めていた昭恵さんと父親の安倍晋太郎元外相の秘書をしていた晋ちゃん。2人の交際中、昭恵さんから何度か相談を受けました」
ある日、深刻な顔をした昭恵氏がレストランで濱岡氏にこんな相談を持ちかけたという。
「昭恵さんが晋ちゃんと『もう別れたい』と言うんです。どうしたのかとワケを聴くと、『晋三さんから、いつまでたっても結婚してくれと言われない』と悩みを言うんです。私は昭恵さんに『晋ちゃんは銀のスプーンをくわえて生まれてきた。将来、ファーストレディもあるんだよ』となぐさめました。別れ話を聞いたのはその際、一度だけです」