「彼の魅力はキラキラ感。素顔が天然というギャップもいい」
またインスタグラムにアップされる写真の“彼氏感”も人気の秘密だという。
「インスタにあがるプライベートショットや動画は、ナチュラルなものが多くて、隣にいるような錯覚に。本当に見つめられてるようでドキッとします」(20代ファン)
そのインスタのフォロワー数は、約950万人。日本の“インスタ女王”渡辺直美(約780万人)をゆうに超す。昨年は、タイ、フィリピン、台湾などを回るアジアファンミーティングを開催。日本でもブレークする日は近いだろう。
同じくモデル出身で、今年の飛躍が期待されているのが、俳優歴2年弱のヤン・セジョン。2016年に製作された「師任堂(サイムダン)、色の日記」で演技者の道へ。現代と朝鮮時代の二つの時代を描く同作で一人二役を演じ注目を集めると、「愛の温度(原題)」で早くも主演し、その年の「SBS演技大賞」男性新人賞を受賞するスピード出世だ。
「最近の若手俳優は総じて演技力が高い。その中でも新人とは思えない安定した演技力を持っている。演技派やベテランを相手にしても堂々と演じていることからも、相当肝が据わっているのでは」(高橋さん)
武器は、その「目」。目の強さや柔らかさなど、役柄や場面によって目の表情を変えられるという。
「キラキラ系ではないので一発でガツンとはこないが、知らぬ間に惹かれている。一度ハマると抜けられない魅力があります」(同)
最新作は、クローン人間vs.刑事のスリリングな追跡劇を描くクライムサスペンス「デュエル〜愛しき者たち〜」(日本でDVD発売中)。善と悪のクローン人間、リアル人間の3役を玄人好みの演技でこなす。その可能性は底知れない。
高橋さんが「20代で最強の主人公俳優」と言ってはばからないのが、イ・ジョンソク(28)。
「一言で言えば、“主人公オーラ”を放つ稀有な俳優。少年のようなはかなさともろさ、危うさを内包しつつ、憂いや切なさ、愛くるしさもある。ふいに漏れる大人の色気と、低く響く落ち着いた声もいい。武器はビジュアルに加えた繊細な感性と演技の多様な引き出し。繊細で感性を揺さぶる、暑苦しくない演技も好印象です」(同)