もともとは飽きっぽい性格で、子供の頃は習い事も一向に続かなかった。でも、縁あって入った劇団は、もう30年以上辞めずにいる。

「女優になりたかったわけでもないのに、不思議ですよね。何度か、“辞めようかな”と思ったことはあるんですよ。何年かに一度は、そういう気持ちになったりして……。実は、“女優の仕事が自分に合ってたのかな”と思えるようになったのは最近。でも、いろんな活動をさせていただく中で、あらためて、ナイロンでやる舞台が、一番面白いなと感じてます。“当て書き”ってこともあるのかもしれないですけど。バラエティーのプレッシャー? ないかな。バラエティーは、本職の方に頼ることにして、純粋に楽しんでいます(笑)」

(取材・文/菊地陽子)

週刊朝日 2018年3月23日号