長友光弘(ながとも・みつひろ)/1978年生まれ。宮崎県出身。お笑いコンビ「響」のボケ担当。地元宮崎にて、ラーメン屋「暖暮」のオーナーとして2店舗を経営する。ほかに、ダーツのプロ資格も取得
長友光弘(ながとも・みつひろ)/1978年生まれ。宮崎県出身。お笑いコンビ「響」のボケ担当。地元宮崎にて、ラーメン屋「暖暮」のオーナーとして2店舗を経営する。ほかに、ダーツのプロ資格も取得
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副業を持つ主な芸能人(週刊朝日 2018年3月9日号より)
副業を持つ主な芸能人(週刊朝日 2018年3月9日号より)

「働き方改革」を推進する安倍政権は、サラリーマンの副業・兼業の実現に向けた検討を始めている。人気の浮き沈みの激しい芸能界では一足先に副業・兼業を始めているタレントが多い。先駆者たちに本業と両立させる“極意”を聞いた。

【表】クワガタ、水道メーター…意外な副業を持つ芸能人はこちら

 セーラー服におかっぱ頭、スカートとブラウスの間からポロリと出たおなかのお肉。「どうもすみませんでした」のフレーズでお茶の間を沸かせたお笑いコンビ、響の長友光弘さん。現在、福岡県に本店をもつラーメン屋、暖暮(だんぼ)のフランチャイズ店を宮崎県で2店舗、共同オーナーとして経営し、年商5800万円と話題になったことは記憶に新しい。近々、3店舗目の出店を計画。そして、そのラーメン屋オーナーになるきっかけをつくってくれたのは、意外な人物だった。

「実は、ミツコのキャラでテレビに出させてもらっていたときに、恐らく長くは続かないだろうなって感じていたんです。それで、それまで稼いだお金を資金に商売をしようと考えていたときに、ラーメン屋を紹介してくれたのが、アンタッチャブルの柴田(英嗣)さんだったんです。あの人も、暖暮のラーメンが大好きでよく食べていたらしいんですよ」

 柴田さんを通して暖暮の社長を紹介してもらったと長友さんは言う。気になるお味は、「九州ラーメン総選挙」というイベントで1位に輝くほどの評判だ。

「使用しているスープの賞味期限は1日にとどめ、余った場合は躊躇(ちゅうちょ)なく捨てています」

 徹底してこだわっている。またそのビジネスプランも理にかなっている。

「うちのお店は、福岡にある本店にいくらかの対価を払う代わりに、成功するためのノウハウを教えてもらっているので、商品開発の手間も要らないんです」

 そんなビジネスプランを堀江貴文氏もある番組で絶賛していたほどだ。

 また、「ラーメン屋」という点も成功の秘訣という。

「ラーメンは原価が安いわりに、別の粉物より圧倒的に回転が速く、お好み焼き屋だと1時間にひとり入って約3千円しか稼げないところを、6人も来店する上に約5100円も得られます」

 長友さんのお店は、休日で400人ほどが来店することも。

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